恵那市議会 > 1995-12-14 >
平成 7年第6回定例会(第2号12月14日)

  • "中小企業小口融資条例"(/)
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  1. 恵那市議会 1995-12-14
    平成 7年第6回定例会(第2号12月14日)


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    平成 7年第6回定例会(第2号12月14日)         平成7年第6回恵那市議会定例会会議録〔第2号〕                              平成7年12月14日 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――    議 事 日 程(第2号)                    平成7年12月14日(木)午前10時開議   第 1        会議録署名議員の指名   第 2        議第68号から議第84号まで一括上程   第 3        請願について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 本日の会議に付した事件  議 事 日 程(第2号)   日程第 1       会議録署名議員の指名   日程第 2 議第68号 政治倫理確立のための恵那市長の資産等の公開に関する条               例について         議第69号 恵那市職員の給与に関する条例の一部改正について         議第70号 恵那市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正につい               て         議第71号 恵那市中小企業小口融資条例の一部改正について         議第72号 恵那南部農業共済事務組合の解散について
            議第73号 恵那南部農業共済事務組合の解散に伴う財産処分について         議第74号 東濃農業共済事務組合の設立について         議第75号 市道路線の認定について         議第76号 恵那市固定資産評価審査委員会の委員の選任について         議第77号 平成7年度恵那市一般会計補正予算         議第78号 平成7年度恵那市簡易水道事業特別会計補正予算         議第79号 平成7年度恵那市下水道事業特別会計補正予算         議第80号 平成7年度恵那市交通災害共済事業特別会計補正予算         議第81号 平成7年度恵那市老人医療特別会計補正予算         議第82号 平成7年度恵那市国民健康保険特別会計補正予算         議第83号 平成7年度恵那市駐車場事業特別会計補正予算         議第84号 平成7年度恵那市水道事業会計補正予算   日程第 3       請願について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 出 席 議 員      1番  安 藤 洋 子 君       2番  荻 野 惠 三 君      3番  近 藤 秀 一 君       4番  鈴 木 喜一郎 君      5番  柘 植 弘 成 君       6番  江 島 近 夫 君      7番  後 藤 薫 廣 君       8番  山 内   隆 君      9番  渡 辺 鈴 政 君      10番  光 岡 勝 美 君     11番  熊 崎 健 一 君      12番  西 尾 直 躬 君     13番  土 屋 藤 夫 君      14番  小 椋 一 郎 君     15番  藤   公 雄 君      16番  藤 原 昭 五 君     17番  市 川 美 彦 君      18番  水 野 善 文 君     19番  柘 植 成 實 君      20番  丸 山 定 男 君     21番  伊 藤 善 朗 君      22番  林     脩 君 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 欠 席 議 員     な し ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 説明のため出席した者の職氏名   市 長          森 川 正 昭 君   助 役          可 知 義 明 君   収入役          伊 藤 信 夫 君   総務部長         三 宅 洋 志 君   民生部長         牧 野   亮 君   経済部長         渡 辺 久 男 君   建設部長         伊 藤 一 治 君   消防長          牧 野 倫太郎 君   総務部参事        森 井 正 幸 君   民生部参事        笠 木 康 彦 君   民生部参事        近 藤 鐘 則 君   経済部参事        熊 崎 勝 利 君   建設部都市計画担当調整監 熊 沢   鐵 君   建設部水道担当調整監   伊 藤 和 徳 君   教育委員会委員長     荻 野 惠 三 君   教育長          小 栗 章 正 君   教育委員会事務局長    加 納 覚 雄 君   代表監査委員       柘 植   章 君   監査委員事務局長     市 川 芳 久 君 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 職務のため出席した事務局職員   議会事務局長       可 知 邦 正 君   議会事務局次長      大 島 博 美 君   議会事務局主任      可 知 昌 洋 君   議会事務局主任      小木曽 史 枝 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――               午前10時00分 開議 ○議長(伊藤善朗君) これより本日の会議を開きます。  日程に入る前に諸般の報告を行います。  地方自治法第121条の規定により、本日説明のため出席する旨報告のありました者を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、ごらん願います。  なお、出席者一覧表のうち柘植 章君は都合により欠席の申し出がありまたので、ご了承願います。  次に、今会期中にさらに受理いたしました陳情は2件であります。執行部におかれましては、よろしく処置くださいますようお願いしておきます。以上で諸般の報告を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、2番・荻野惠三君、15番・藤公雄君を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 日程第2 議第68号から議第84号まで一括上程いたします。  まず初めに、議第68号・政治倫理確立のための恵那市長の資産等の公開に関する条例についてを議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第68号・政治倫理確立のための恵那市長の資産等の公開に関する条例については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) ご異議なしと認め、議第68号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第69号・恵那市職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第69号・恵那市職員の給与に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) ご異議なしと認め、議第69号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第70号・恵那市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。9番・渡辺鈴政君。 ○9番(渡辺鈴政君) 2点にわたってお聞きいたします。  この特殊勤務手当の新設は、救急救命士が誕生したことにより、専らそれに従事する者に新設されたものであります。
     1点目をお聞きいたします。まず、現行における既存の各種特殊勤務手当の種類、そして定率、定額とあると思いますが、その内容についてお聞かせいただきたいと思います。  2点目は、今回の救急救命士特殊勤務手当、この救急救命士試験ですが、現役の看護婦さんでも落ちる例があるほどの難関を突破して見事合格されました。初期医療に当たられる仕事でありまして、私は額の3千円は考え方によっては安過ぎるぐらいだとも思いますが、1点目でお聞きしましたように、特殊勤務手当を既存で支給されている職種の中には、医療面ということでは類似した職種があると思います。これらとの額の整合性について、将来的で結構ですけれども、調整を図るお気持ちがあるのか、その辺についてお聞きいたします。  以上です。 ○議長(伊藤善朗君) 総務部長・三宅洋志君。 ○総務部長(三宅洋志君) それでは、第1点目の現行の特殊勤務手当の種類等でございますけれども、現在、種類にいたしまして14種類ございます。  一つ目には、滞納金徴収手当、これは日額100円。それから福祉施設勤務手当、これは1カ月2,500円。それから夜間の特殊業務の手当でございます、これは消防職員でございますけれども、深夜5時間を超える場合は450円というような基準を持っております。また、これは5時間以下2時間以上、また2時間未満というようなふうにしまして、率でこの金額をはじいております。それから、有害物の取扱手当、これは1回100円。それから伝染病の作業手当、これは日200円。清掃手当、これはし尿、ごみの施設の職員ですが、日800円。それから行旅死亡人の処理手当1体2千円。往診手当、これは診療所の医師でございますけれども、往診料の医師の場合は100分の60、看護婦が往診料の100分の20。それから研究手当、これは診療所の医師でございますが、1カ月30万円、それからへき地診療所の勤務手当、これは飯地の診療所の医師でございますが、1カ月5万円。それから、医師手当、これは給料月額の2分の1額。それから特別診療手当、これは診療所の医師が老人ホームだとか、保育園だとか、小・中学校の診療をされたときの手当でありますけれども、老人ホームの場合は1日3千円、保育園は1年1園1万円、小・中学校は1年1校で1万5千円。それから獣医師手当、これは獣医師の資格を有する職員でございますけれども、1カ月2,500円。それから家畜人工受精師の手当、これが1カ月で1,500円。この家畜人工受精師の手当は獣医師の手当を支給している職員には支給いたしておりません。  以上、14種類の特殊勤務手当の支給を現在しておるところでございます。  それから、二つ目の今後の問題でございますが、これらの特殊勤務手当は平成元年12月に改正いたしておりまして、これまで大きな改正をいたしてきておりません。各市の状況を見ながら検討してまいりたい、このように思っております。  以上でございます。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第70号・恵那市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) ご異議なしと認め、議第70号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第71号・恵那市中小企業小口融資条例の一部改正についてを議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。10番・光岡勝美君。 ○10番(光岡勝美君) これを行政の方の担当者にちょっと聞いたわけですけれども、39ページ、附則として、1、この条例は公布の日から施行するというふうになっておるわけですけれども、何か1月からするというような話を聞きました。どういう理由でそういうふうになるのか、あるいは、この文章どおりにされるのか、ちょっとお聞きいたします。 ○議長(伊藤善朗君) 経済部長・渡辺久男君。 ○経済部長(渡辺久男君) 条例の公布は1月1日を予定しておりますので、その日からということでございます。 ○議長(伊藤善朗君) 10番・光岡勝美君。 ○10番(光岡勝美君) 今までは、議会で決めたら次の日からというふうに行われておるわけですけれども、年末のなかなか資金繰りが難しいという中での中小企業の小口融資ですから、一番の年末に適用できないと。1月からというのではちょっとこの意味からいってもまずいのではないかと、こういうように思うわけですけれども、その辺どうですか。 ○議長(伊藤善朗君) 経済部長・渡辺久男君。 ○経済部長(渡辺久男君) 確かにおっしゃるとおりだと思いますけれども、そういうこともあると思いますが、私の方は1月1日ということで施行することにしておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第71号・恵那市中小企業小口融資条例の一部改正については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) ご異議なしと認め、議第71号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第72号・恵那南部農業共済事務組合の解散についてを議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。17番・市川美彦君。 ○17番(市川美彦君) この問題につきましては、既に平成5年から関係する研究会が持たれておりまして、そして、方針にも示されておることについては理解いたしておるわけでありますけれども、その後、9月定例会以降から南部共済の会合等も2回ほど持たれておる模様でございます。今回のこうした5ブロックに統合する問題については、極めてこの12月定例議会開会直前に一つの結論が方向づけされたと。そういうことで、急遽この内容は、私どもは、当然のことながら担当する常任委員会で現状と統合することについてのいい点、悪い点、そして共済組合の加入者に対する対応がどうなのかと、いろいろな細部にまたがっての中身を十分議論すべきであろうというようなことで、私どもはやっぱり担当常任委員会の方で議論いただくようなということを思っておったわけですが、何せ6日の開会の直前の段階でこの方向づけが決定されてきたということから、本会議においてこの問題が上程されておるわけでありまして、そうしたことについて何か唐突的な感じを受けるわけであります。  そして、確かに5つのブロックにまとめる上においては、経過から見ても極めてスローペースでありながら、この12月段階が近づいてから急激にスピードアップをしてこういう状況の提案がされてきたと。何かこの辺のひとつ経過と背景についてご説明を願いたいと思います。 ○議長(伊藤善朗君) 経済部長・渡辺久男君。 ○経済部長(渡辺久男君) ご指摘のように、12月議会の直前ということで、前にも説明しましたが、合併の方針が決まったのが11月6日ということで、事前にお話ができなかったということでございますが、経過と背景ということでございますが、どこの共済組合も各市町村から補助金を受けて収支を合わせている状況でございます。恵那南部につきましては、たまたま平成6年と7年は各参加市町村の負担金を受けておりませんでしたけれども、8年以降は前と同じように過去3年、4年、5年と市も負担金を出しております。6年、7年は共済組合の努力によって補助金を出さなくても済んだわけですが、来年以降、また同じように約1千万円近い各市町村の持ち出しをする必要があるという状況の中で、さっきおっしゃいましたように、過去、担当課長クラスで研究会をかなり持っていたことと、それから、東濃ブロックのいわゆる合併の目標が平成7年4月1日というふうに県の方で目標にしておられたということで、非常に県の方で強い指導もありましたし、そういうことで、急遽来年4月に合併という方向に進んだというふうに考えております。 ○議長(伊藤善朗君) 17番・市川美彦君。 ○17番(市川美彦君) あとの議題との関連もありますが、とりあえず解散というとらえ方があるわけでありますけれども、加入されている共済組合員のこの市に関係する周知方については完了しているのか、これからなのか、その辺はどうですか。当市の組合に加入されている農家の方々のこうした内容に関係した周知はされているのか、されていないのか。 ○議長(伊藤善朗君) 経済部長・渡辺久男君。 ○経済部長(渡辺久男君) その件につきましては、幹事会というものがございまして検討したわけですけれども、いわゆる議会のご承認をいただく前にそういうことを表に出すというのはまずいんじゃないかということで、議会のご承認がいただければ、直ちにそういうPRを行うということになっております。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。19番・柘植成實君。 ○19番(柘植成實君) 初日の全員協議会で説明いただいた際に、他の組合の規模を示す資料、あるいはでき得れば他の組合の財務内容もわかるような資料を出すようにお願いし、検討してみるという回答であったわけですが、その後どうなっておるか。出せんのか、出せるのか、ひとつその辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(伊藤善朗君) 経済部長・渡辺久男君。 ○経済部長(渡辺久男君) 全員協議会の次の日だと思いますけれども、共済組合の事業規模点数と加入の確保数の推移の比較表、各組合の処分財産の一覧表をお届けしたと思いますが、渡っておりませんでしょうか。 ○議長(伊藤善朗君) 暫時休憩します。               午前10時19分 休憩           ―――――――――――――――――――               午前10時25分 再開 ○議長(伊藤善朗君) 休憩前に引き続いて会議を再開いたします。  ただいま、19番柘植成實君の要請に対して休憩中に資料を配付いたしましたので、お目通し願います。  ほかにご質疑ありませんか。22番・林  脩君。 ○22番(林 脩君) この農業共済組合は、先ほども県下で5ブロックにするということで、この前の全員協議会でも私がちょっと質問いたしましたが、昭和57年に一部事務組合が一応完成いたしまして、それから組織整備が完了したのが恐らく平成5年だったと思うんです。そして再編整備に入ったのが平成2年からだと私は記憶しておりますが、国の通達が平成元年からあって、そして東濃、恵那北部、恵那南部、中津川、そして東濃西部ですか、この笠原、瑞浪、土岐、多治見、この4つの組合が今度は再編整備によって行われるわけでございます。これは、それぞれの組合の規模と、そしてまた農家戸数等によって非常にその差はあろうかと思います。ただいま、いろいろ資料をいただきましたが、大変この問題は難しい問題だと思うんですが、しかし、再編整備されるということは、これは私は大変結構なことだと思います。  しかし、資産内容からいいまして、いろいろとそれぞれの組合の中においても、ただいま資料をいただいてみますと、その流動資産等においては中津川共済組合等は全く皆無でありますが、固定資産等は相当持っておる。そういうようなことで大変これは難しいと思うんです。それにつきまして、議会側も出しておりますが、管理者としてこの問題をまだ協議中であろうと思いますが、この問題について特に、これは私は要望でございますけれども、慎重に進めていただきたい。これが一番大事なことだと思うんです。それぞれの戸数も違う、規模も違うという中でこういう再編整備をするということは大変難しいご努力が要ることだと思いますが、その点について私は特にこの4つの組合のそれぞれ異なった形態の中での合併でございます。どうかその辺をひとつ管理者におきましては十分内容を調査し、そして、その方向に進めていただきたいということを要望しておきます。 ○議長(伊藤善朗君) 市長・森川正昭君。 ○市長(森川正昭君) 私から、今、林議員からお尋ねがございましたが、申し上げておきたいと思います。  おっしゃるとおり、昭和56年3月27日でございますが、岐阜県農業共済組合等組織整備計画が策定されまして、当時、102の組合がございましたものを17組合に再編整備するということで、お説のとおり、これは平成2年4月、飛騨地域の3組合の合併が行われまして、102ありました組合が19組合に岐阜県下で再編整備されたと、こういう経過がございます。そして、その再編整備が終わると同時に、また農林水産省の経済局長通達が発せられまして、これは平成2年6月ですが、「農業共済組合等地域再編整備の推進について」、この局長通達が出まして、以後、県におきましても、あるいは県の農業共済組合連合会におきましてもいろいろ検討してまいったわけでありますが、平成5年3月に岐阜県農業共済組合等地域再編整備計画がまた策定されたわけであります。いわば第2段の合併計画でありまして、これが本日、ご提案申し上げております再編整備計画19組合を岐阜県下5ブロックの5組合にさらに再編整備すべきであると、こういうことでございます。  この東濃地域では、平成4年7月から事務担当者で研究会が発足し、平成6年、昨年7月に東濃地域農業共済組合等再編整備研究会が発足いたしまして、急ピッチで現在東濃地域では4組合で事業を展開しておりますけれども、精力的な検討が行われまして、本年11月に、今、ご指摘のようないろいろと資産の状況も違いますけれども、それらをすべて包含した形で広域合併をすべきであるということで、東濃地域農業共済事務組合設立推進協議会が発足したわけであります。  したがいまして、議会におかれましては、私ども執行部でどんどん事を進めたと、こういう結果にも相なったわけでございますけれども、やはり合併を進めるからには一つの空気というものがありますので、皆さんの、もとを言えば5市12町村が共済事業の実施責任を負うておるわけですから、それを広域で処理するための方策としてこれが一番ベターだというところに5市12町村の合意が得られたということでございます。その辺のところをぜひご理解いただきたいと思います。  それから、急ぐ理由のもう一つは、農業共済事業というのは、ある面では民間の保険事業によく似ておるわけであります。農家の掛金の半額を国が負担いたしまして、農家の掛金と国の助成金で運用しているわけでございますけれども、どの組合も経営内容が非常に悪くなってきまして、各親元の自治体からの負担金の受け入れをせざるを余儀なくされてきております。それに対して経営基盤を強化するという目標が一つございまして、それが具体的には平成12年度目標ですが、国・県、そして末端の共済組合の三者間におきましてオンラインで業務処理を行うというような構想のもとにこの合併を急いでおるということでございます。  しかも、これは農水省あるいは岐阜県の一つの奨励策でございますが、早く合併を行ったところに対しては、定額補助でありますけれども、事務費負担をかなり多額に国・県でつけましょうというようなこともありまして、この9月定例会以後、急速に関係市町村の間で協議が進行したと、こういう事情もありますことをぜひご理解いただきたいと思います。  議会全員の皆様に説明会で詳細は申し上げておりますから重複を省きますけれども、私から以上申し上げましてご理解いただきたいと、かように思う次第であります。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。10番・光岡勝美君。 ○10番(光岡勝美君) この配られた資料をちょっと見ますと、家畜というところ、これは法定積立金、特別積立金、この恵那市が加盟している共済組合ではゼロと、いずれもゼロになっておるわけですけれども、これは非常に効率よくといいますか、農家中心に運営されておる結果ではないかと、こんなふうに思うわけです。共済組合というのは、たくさん積み立てがあればいいというものじゃなくて、いかに災害を補償していくかということですから、その点からも一つは見なくてはならんというふうに思うわけです。ほかの組合はかなりの基金があるわけですが、こうしたところと合併をしますと、今まで恵那で行っていたような補償といいますか、そういうことが同じようにできるのかどうか、こういう危惧を持つわけですけれども、全く同じようにやれるというような見通しが立っての合併なのかどうかお尋ねいたします。 ○議長(伊藤善朗君) 経済部参事・熊崎勝利君。 ○経済部参事(熊崎勝利君) 家畜に限って言いますと、積み立てがないということは、協議会でも私申し上げましたけれども、円滑に事業が推進されておりまして、余裕金のないような状態でございます。病傷事故の給付は掛金を上回るような給付がなされておる上に、死亡とか、廃業の場合にさらに給付があるというようなことで、家畜には農家にとっては十分掛金を上回るような事業がなされており、円滑に進んでおるというふうに解釈しております。 ○議長(伊藤善朗君) 10番・光岡勝美君。 ○10番(光岡勝美君) それで、合併をして今までのようなふうにずっと掛金を上回るよな補償というようなことが行われていくかどうかということ。 ○議長(伊藤善朗君) 経済部参事・熊崎勝利君。 ○経済部参事(熊崎勝利君) 今、県で事業推進で考えられていますことは、事故が非常に頻繁に起こるところとか、非常に少ないところ、そういうところがございまして、それを一様に運用するということには農家に対して不均衡があるということで、事故率の高いAランクとか、Bランクとか、Cランクに分けまして、掛金をA、B、Cの段階的な掛金にしようというような公平性を持たせる上で検討が進められております。まだそこは具体的にはおりてきておりません。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。18番・水野善文君。 ○18番(水野善文君) 全員協議会における説明の中でもメリットとデメリットについても若干触れられたわけでありますけれども、先ほど市長が言われた新しくできる予定の東濃ブロックにおける関係市町村においては大方合意というような形の空気がある。そういうもとで、しかも、合併をすれば、県の方から相当量の奨励金といいますか、そういうものも準備がされておると、こういう話でありまして、経過から見ると、全く農水省からの局長通達に基づいて県は県で再編整備の計画を出し、それを受けて南部共済でと、こういういきさつになったわけですけれども、聞くところによりますと、南部共済の組合議会においても、今日、こうして議案という形で出てきた経過の中で組合議会が具体的な関与というのがされていない。協議会での説明があったということで、事務方の先導で道が開かれて今回の提案になってきておるというような印象を受けるわけでありますけれども、しかも、きょう、ここで議会が結論を出しても、再び組合議会の方でこの問題についてどうするかという話し合いがなくて、新たにできる組合でまた組合議会を構成して出発するということでありますので、本議会での十分な審査というのが必要になるわけですけれども、県の範囲に限ってお尋ねしますと、県下5ブロックでそうした指導が県から行われておるということですけれども、この東濃地域以外の進捗状況についてはどうなっているのかということと、それから、先ほど市長が言われた県からの奨励金的な性格の金額の中身、これはすべて明らかになるかどうかわかりませんけれども、おおよそで結構ですが、その中身についてどうなっておるかという点について、2点お尋ねしたいと思います。 ○議長(伊藤善朗君) 経済部長・渡辺久男君 ○経済部長(渡辺久男君) 他の4ブロックの状況ですけれども、岐阜地域が本年8月から再編整備研究会を発足しております。同じく西濃・中濃につきましても9月と10月に再編整備研究会を発足して研究しております。  それから、飛騨と益田の合併につきましては、具体的に管理者同士で話し合いが進められておるというふうに聞いております。  それから、合併による助成と申しますか、補助金ですけれども、いわゆる広域合併の事務組合を設立した年度に県の共済連合会から事務費の上乗せが300万円ずつ3年間、計900万円になりますけれども、上乗せ分の補助があります。  それから、国の事務費の上乗せ分が1,264万円、合計、さきの900万円と1,264万円で2,164万円の特別な助成があります。  それからもう一つ、広域合併で県下で一番に合併した場合は国の方から1,992万円ということで助成があることになっています。  さらに、オンライン化事務機の整備に800万円、事務所設立等にかかる補助金として、事務所を新築した場合、改築した場合がございますけれども、改築の場合は改装費の50%、限度額3千万円ですけれども、そういう助成が予定されております。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) ほかに質疑がありませんので、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。18番・水野善文君。              (18番・水野善文君 登壇)
    ○18番(水野善文君) 本件については、内容において時の経過というところから、内容そのものに対して異議があるということではありません。まず、そのことを表明し、討論をしていきたいというふうに思います。  特にこの間の質疑の中でも明らかなように、統合に向けた準備期間というのが非常に短かった。県の方では国の意向を受けて準備をしておったわけですけれども、肝心の恵那市も加わっております恵那南部農業共済事務組合においては、今後の見通し、とりわけ、先ほど質問にもありましたけれども、加入者への個々の直接サービスというのは、当然、広域化すればするほど遠のくというのがこの間の行政改革の動きであったわけです。また、今後、事務量の合理化という点も協議会で論議されたわけですけれども、まだこれから先の見通しが十分でない。  そういう中で、先ほど定額の補助金にかかわる説明もありました。本音はここではないか。本来、農業共済の意義として、農家が農業災害によってこうむる損失を補てんし、農業経営の安定を図り、再生産を確保することを目的とした公的救済制度であると、こういう建前をとっておるわけです。市長は、民間の保険と同じような性格もあると。確かに農家が掛金を掛ける点においては共通性があるわけですけれども、昨今の農政のひずみによって農業共済まで大きな影響を受けておる。今やらなければいけないのは、根幹を正していくということと、公的救済制度の公的な関与の部分というのをもう少し農家の加入者の皆さんの立場に立って豊かにしていく必要があるのではないかというふうに思います。  したがいまして、この議題におきましては、本議会で結論を出すのではなくて、本会議において継続という扱いにして該当する委員会で十分な審査をし、これから先の見通しもはっきりしたものを立てて行うべきではないか。  そうなると、県下で一番先に合併するということができないかもしれませんけれども、どうも案分になるようでありますけれども、そこで、目先の問題だけではなしに、将来的な問題も見据えた形での議会の責任ある結論を出すべきではないかというふうに思います。  したがいまして、継続にすべきだという立場からの討論にかえたいと思います。 ○議長(伊藤善朗君) 22番・林  脩君。              (22番・林  脩君 登壇) ○22番(林 脩君) ただいま県下の農業共済組合を5ブロックに再編整備をして強化していく問題で、先ほども私が質問のときに出しましたように、昭和57年に一部事務組合が組織整備で完了いたしました。そして、平成5年度から発足いたしました再編整備が、その間、県あるいはそれぞれの組合におきましてそれぞれ検討されておる。特に恵那南部共済組合におきましては、この問題について共済組合の議会の中で各町村から派遣されました議員3名ずつがこの問題を十分検討され、管理者の方でもこの問題をやっておられるわけでございます。今、行政改革として国があらゆる面においてこういったことを進めております。人件費の問題あるいは特に本土の中では比較的少ないけれども、九州方面では台風等による農業災害というものが相当甚大な被害をこうむり、この共済によって助けられておる。この共済組合において、ただいま反対意見を述べられた議員の方から言われました、まだ時期が我々の議会において研究が不十分だという話でございますが、既に管理者あるいは組合議会においてはその点は十分に検討されておるはずでございます。この問題につきましては、どうかひとつ農家の立場としても速やかに強固な組織づくりを進めていきたいというのが農家の真からの要望であろうかと思うわけでございます。  したがって、私は本件に対する賛成の討論をいたすわけでございます。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論を終結いたします。  ただいまから起立により採決を行います。  議第72号・恵那南部農業共済事務組合の解散については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成多数) ○議長(伊藤善朗君) 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。           ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第73号・恵那南部農業共済事務組合の解散に伴う財産処分についてを議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(伊藤善朗君) 本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第73号・恵那南部農業共済組合の解散に伴う財産処分については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) ご異議なしと認め、議第73号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第74号・東濃農業共済事務組合の設立についてを議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。17番・市川美彦君。 ○17番(市川美彦君) 二つほどお尋ねしたいと思いますが、特に今回の設立の基本事項の中で、先ほど別表を出していただく中での財務処理の問題もあったわけですが、この中でとりわけそれぞれの組合の中には債権あるいは債務については皆無に等しいというようなことをちょっと事前に聞いたわけですが、このことが債権あるいは債務についてはそれぞれの組合で処理をするというふうに明記してありますが、これは他のブロックの関連もあってこういうような表現がされているのか、あるいは当統合するエリアにおいてはそうしたものは皆無であるということなのか、その辺についてお尋ねしたいと思います。  それから、このことについての予備協議書の中で、今後の運営を含めていくための損害評価の委員数が50名以内とか、損害の評価委員数については490名以内、あるいは共済の連絡員数については1,003名以内というふうにそれぞれ具体的な数字が掲げられておりますが、そのことにつく本市のこの関係の割り当て数というのはどのような格好の中で具体化されているのか、そのことについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(伊藤善朗君) 経済部長・渡辺久男君。 ○経済部長(渡辺久男君) 一つ目は、財務処理の関係で、債権については回収を図り、それぞれ組合等で処理をするものとすると、債務についてはそれぞれ組合等で解消するものとするということで、いわゆる合併についてのそういう債務等は合併前の組合で処理をするということでございますので、ご理解をお願いいたします。  それから、もう一つの損害評価委員、共済連絡員の関係でございますが、この割り当てにつきましては、現在、4つの共済組合の事務局長クラスの事務局で検討中でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤善朗君) 17番・市川美彦君。 ○17番(市川美彦君) 後段の部分については、4つのブロックといいますのは、今現在の西部、中津川、恵南、恵北というような4つのブロックの中で具体的な割り当てを今検討中と、こういうことですか。はい、わかりました。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。9番・渡辺鈴政君。 ○9番(渡辺鈴政君) 中身、とりわけ組合の事務所の位置についてお聞きいたします。  組合の事務所は恵那市内に置くとあるわけでございます。予定されておるところの中身の問題でございますが、現在予定しておるところに使用してみえる方の4月1日をもって明け渡しといいますか、準備、あるいは4月1日、先ほどから論議が出ておりますが、やはり順調にいったとしても3カ月と少ししかないわけでありまして、しかもそれなりの、これも先ほど経済部長さんからお話がありましたように、設備、機器等の取りつけ、内装なんかもあろうかと思います。3カ月と少しでできる目鼻とか、その辺についてどうお考えかお聞きいたします。 ○議長(伊藤善朗君) 経済部長・渡辺久男君。 ○経済部長(渡辺久男君) 事務所の予定地につきましては前にご報告しておりますが、現在、その建物は県と恵那養蚕事業農業協同組合でそれぞれ持ち分が2分の1ということでなっておる建物でございます。現在、県におきまして、その建物の借り入れの手続を進めていただいておりますので、きのうの情報では恐らくそこに決まるということでございます。  4月1日から具体的に事務ができるかということですけれども、現在、事務局では内部の改装をやらなきゃならないということで、その内部改装が多分新年度以降になるということです。その辺の事務体制をどうするかということは4つの組合の中で今検討されておるところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。4番・鈴木喜一郎君。 ○4番(鈴木喜一郎君) いろいろお伺いしておりますが、統合・合併というのは、これは時代の趨勢でございまして、データによりますと、平成4年が農家戸数1万4,976、平成6年は1万3,647ということで、1,329戸も農家が少なくなっております。本議会に上程されておるのは、そういう時代の趨勢から統合させていただくということの議決を提案しているのであって、共済組合そのものの参考人もおるわけじゃないですから、本議会に委託されたことについては、私は、統合について進めていくべきだというぐあいに思っております。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第74号・東濃農業共済事務組合の設立については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、議第74号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第75号・市道路線の認定についてを議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第75号・市道路線の認定については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認め、議第75号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第76号・恵那市固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを議題といたします。  本件は人事案件でありますので、質疑及び委員会付託並びに討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は質疑及び委員会付託並びに討論を省略することに決しました。よって、直ちに採決を行います。  議第76号・恵那市固定資産評価審査委員会の委員の選任については、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認め、議第76号は原案のとおり同意されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第77号・平成7年度恵那市一般会計補正予算を議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第77号・平成7年度恵那市一般会計補正予算は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認め、議第77号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第78号・平成7年度恵那市簡易水道事業特別会計補正予算を議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。
                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第78号・平成7年度恵那市簡易水道事業特別会計補正予算は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認め、議第78号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第79号・平成7年度恵那市下水道事業特別会計補正予算を議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第79号・平成7年度恵那市下水道事業特別会計補正予算は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認め、議第79号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第80号・平成7年度恵那市交通災害共済事業特別会計補正予算を議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第80号・平成7年度恵那市交通災害共済事業特別会計補正予算は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認め、議第80号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第81号・平成7年度恵那市老人医療特別会計補正予算を議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」は呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第81号・平成7年度恵那市老人医療特別会計補正予算は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認め、議第81号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第82号・平成7年度恵那市国民健康保険特別会計補正予算を議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第82号・平成7年度恵那市国民健康保険特別会計補正予算は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認め、議第82号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第83号・平成7年度恵那市駐車場事業特別会計補正予算を議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第83号・平成7年度恵那市駐車場事業特別会計補正予算は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認め、議第83号は原案のとおり可決されました。          ――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 議第84号・平成7年度恵那市水道事業会計補正予算を議題といたします。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第84号・平成7年度恵那市水道事業会計補正予算は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認め、議第84号は原案のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) 日程第3 請願についてを議題といたします。  今回受理いたしました請願は、請第4号・恵那峡地域の笠松競馬場外施設建設についての住民投票に関する条例制定を求める請願1件であります。  議会事務局長をして請願文を朗読させます。議会事務局長・可知邦正君。 ○議会事務局長(可知邦正君) では、請願文につきまして朗読いたします。
     恵那峡地域の笠松競馬場外施設建設についての住民投票に関する条例制定を求める請願。  平成7年11月9日 請願団体 場外馬券売り場阻止・恵那峡の真の活性化を考える恵那市民連絡会 会長 松岡嘉子 恵那市長島町中野454の2 紹介議員 光岡勝美 山内 隆 渡辺鈴政 安藤洋子 恵那市議会議長 伊藤善朗殿 請願内容 1995(平成7)年11月9日、恵那市議会臨時議会本会議で笠松競馬場外施設建設推進が、総務委員会の審査結果を無視して、多数の力で強行採決されました。市民の心配は全部クリアされた、残る問題は協議会で扱えばいい、というのが、賛成議員の考えのようです。しかし、問題は、心配はなくなってはおりません。市長は広く市民の理解を得るということを何度も、明言されました。そのことは、今は、住民投票という方法でしか確かめようがありません。市議会として、住民投票の条例を制定され、市民の声をという願いに応えてください。  請願の理由 1、市長は、一度も直接市民の声を聞いておられません。反対の運動を進めていた私共の会と、昨年の9月会う約束をされましたが、市長の都合で延期され、その後は会う機会はつくられませんでした。再三にわたって求めました公開討論会は言を左右して応じられませんでした。今までに、どうやって市民の広い意見を聞かれたのか、わかりません。  1、唯ひとつ、市民に理解を求める場外施設に関する懇談会でも、競馬組合からの説明を聞くのみで、参加者による討議はありませんでした。競馬組合の説明は正確な情報とさされましたが、必ずしも正確とは言えない面を多く持つものでした。そこでも、沈黙を守る人が多く、市民の場外施設に関する意見は掴めませんでした。  1、昨年、総務委員会が、各種の団体の意見徴収をされました。しかし、積極的賛成は、恵那峡観光協会のみで、恵那峡自治会は会うことを断られました。関係ないから意見は言えないというところもありましたが、消極的賛成は僅かでした。そこからは、市民の広い賛成という見方はどうしても出てはきません。  1、広い市民の理解と協力を得るためには、住民投票しかありません。議会にすべてを市民は任せておるのではありません。  朗読を終わります。 ○議長(伊藤善朗君) 請願の朗読を終わります。  請願の内容は議会事務局長が朗読いたしましたとおりであります。  ただいま議題となっております請第4号については、会議規則第138条、ただし書きの規定により委員会の付託を省略いたします。  続いて、本請願に対し紹介議員の説明を求めます。紹介議員・光岡勝美君。             (紹介議員・光岡勝美君 登壇) ○紹介議員(光岡勝美君) 紹介議員の光岡勝美でございます。  紹介議員は4名おりますけれども、私が一番左の方に書いたということから、代表して、この請願がこの本会議で問題点がないまで論議されて、そして、採択をしていただきたい、こんなふうに願うわけであります。  この請願は、場外馬券場施設、これに反対する請願。昨年の5月に当議会でも初めて明らかになって、それ以後、広範な、恵那市にとどまらない2万数千名というような署名をもって請願をしたわけですけれども、それが3月議会で審議未了であったというようなことから、新しい選挙を経たこの議会、これに再度請願として出されまして、そして過日、10月いっぱいというような期限がつけられ、そして、ご存じのような促進の請願が採択されました。こういう経過を経て住民の意向を聞くべきだと、こういう請願が出されたわけであります。今日、原子力発電所とか、いろいろな大きな問題、あるいは発電所にとどまらず産廃の問題というようなときに、住民投票を求める請願というのがしばしば日本の各地で起きております。それに類する同じような内容を求めたものであります。  本来は議会で本当に民主的に住民の声を聞く、住民に知らせる、ここから出発して論議をしていけば、このような請願は出るはずもないわけであります。しかし、不幸にして本市ではそういう経過がとられなかった。したがって、この請願が出た。  この請願の考え方は、議会に任せておけないと、本当に広く住民の意見を聞いてほしい、これは請願文そのものの意味を本当に深く議員の皆さん方がかみしめて、これは反対、賛成というにとどまらない住民投票でありますから、いずれの方も住民投票によって意見をあらわすという機会を求めたものであるわけであります。したがって、いろいろな観点から本会場でこの請願を論議されて、請願者の趣旨に沿った採択という方向で論議が進んでいきますことを願って紹介議員からの説明を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(伊藤善朗君) 紹介議員の説明を終わります。  紹介議員に対し質疑を行います。  質疑は、会議規則第56条の規定により同一議員からは同一議題につき2回までといたします。ご質疑はありませんか。11番・熊崎健一君。 ○11番(熊崎健一君) 紹介議員が4名お見えになりますので、私からは渡辺鈴政議員と安藤洋子議員に質問させていただきます。  請願内容と請願の理由の中から質問させていただきますので、お願いいたします。  まず、請願内容でございますが、お手元に配付された資料の中の3行目から、内容で、「市民の心配は全部クリアされた。残る問題は協議会で扱えばいいというのが賛成議員の考えのようです」という項目がございます。私は賛成議員でございますが、市民の心配は全部クリアされたとは思っておりません。そしてまた、残る問題は協議会のみで扱えばいいというふうに考えてはおりませんし、賛成議員の考えのようですとここにうたってありますので、何を根拠にこういったことが書かれておみえになるのかお二人からお聞きしたい。市民の心配は私どもの心配でありますし、真剣に私どもも問題点については考えております。私の所属する市民クラブにおきましても、こういった問題点の抽出をしまして集約をいたしまして県の方へも陳情いたしておりますし、賛成議員の考えのようですというような考え方がここにうたってありますので、何を根拠にこういうことが書かれておるのか、ひとつお答え願いたいと思います。  次に、請願の理由でございますけれども、中に1項目で、「市長は、一度も直接市民の声を聞いておられません」と断定して書いてございます。今までの経過説明の中で私どもが市長から受けた説明は、市長は、各種団体に積極的に出ていき、市民の皆さんに広く事情を説明し、経過を説明し、意見をお聞きしておると。あるいは公開質問状が出てきた場合には必ず答えも出しておるし、教育長さんも公開質問状に答えを出しておみえになるというふうに聞いております。ここでこういうふうに断定しておられますので、この断定の根拠をひとつ説明願いたいと思います。  3番目に、2項目でございますけれども、「競馬組合の説明は正確な情報とされましたが、必ずしも正確とは言えない面を多く持つものでした」というふうに書いてございます。競馬組合の説明は、裏返せばうその説明もあったというふうにとれるわけでございますけれども、しかも、多く持つものでしたと書いてございます。多くというならばかなりあるわけでございますので、7つも8つも答えてくれと言いませんが、お二人から、せめて2つ、3つぐらい、こういう点が違いましたというようなご説明をひとつお願いしたいと思います。  なお、市長は一度も直接市民の声を聞いておられませんということについての質問の中で、紹介議員からのお答えがあった後に、あえて市長から釈明があればお答えをお聞きしてもいいと思いますので、お願いいたします。 ○議長(伊藤善朗君) 9番・渡辺鈴政君。 ○9番(渡辺鈴政君) 私からお答えいたします。  請願の内容につきまして、あるいは文章につきましては、当然でありますが、請願を出される方がお書きになりました。私どもは、それに賛成いたしまして紹介議員になったわけであります。その立場から私の理解している部分を申し上げます。  「残る問題は協議会で扱えばいいというのが賛成議員の考えのようです」というのは、こういうことだと思います。この方たちも、この間、総務委員会での協議を欠かさず委員会での審議は傍聴されました。その中で、委員の一人と、それから市長あたりが論議の中で申されたことだと理解しております。そのことを傍聴されて、こういう表現になったと承知しております。  それから、「一度も」というのの解釈でございますが、私どもは、今回出てきた問題、市民の直接の賛否を問う、そういうことにおいての多くの人たちの対話集会なんかも求めてみえたわけであります。公聴会という形では実現されましたけれども、また、文書の往復なんかでも実現はされましたけれども、それ以外にもっと論議を深めるべきだという気持ちがあったわけであります。その辺の討論集会みたいな部分も含まれていると思います。  それから、3番目の正確とは言えない部分を幾つか挙げてくださいということです。一つについては、論議の中でこれもありました。潜在的不安であるだとか、どうやって確認しておるのかと。あの資料については、論議の中でもありましたし、まだ納得がいかない部分がたくさんあったと思います。その聴取方法ですか、不安層の数なんかの部分がその資料がイマイチ論議を見ておっても納得いかなかったという部分があろうかと思います。その辺につきましても、傍聴もいたしましたけれども、反対される方にとっては、あるいは委員の中にもそれで納得するというものではなかったと私は思います。  それから、あそこが決まる経過等の論議もありました。決められるときの経過、要望に応じてであるだとか、あそこが適地とみなしたときの論議の経過を聞いておりましても、問題はすれ違った部分があったと思います。2つ、3つ挙げろということでございましたので、挙げさせていただきました。 ○議長(伊藤善朗君) 1番・安藤洋子君。 ○1番(安藤洋子君) 紹介議員としてお答えいたします。  まず、1点目でございますけれども、「市民の心配は全部クリアされた。残る問題は協議会で扱えばいいというのが賛成議員の考えのようです」というところでございますが、このことに関しましては、私は、総務委員会をほとんど傍聴させていただきました。そこの中で賛成派の議員さんからはこういった発言を現実に聞いております。それをもとにして本議会で採決されたわけですから、賛成されている議員さんは、当然、そうだということで私は認識しております。  それから、2点目ですけれども、「市長は、一度も市民の声を聞いてみえません」ということですけれども、確かに説明の場は設けてはいらっしゃいますけれども、賛否については聞いていらっしゃらないと思います。  それから、3点目でございますけれども、「必ずしも正確とは言えない面を持つ」ということでは、ここに「場外施設に関する懇談会でも」ということが書いてありますが、私はこの記録を少し読ませていただきました。そこで私が感じましたことでは、まず売上に関しまして、たしか年間30億円ぐらいからの売上だったということを思いますが、こういったことを最初に提案されてくる中で、その売上の金額が変わってくるということでは私は不思議だなと思ったのを覚えております。ここの懇談会の内容につきましては、私がこの報告書を読ませていただいたということで判断させていただきました。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。16番・藤原昭五君。 ○16番(藤原昭五君) 紹介議員にお伺いしますが、代表者は光岡さん、この請願内容のことでございます。これをちょっと読ませていただきますと、「1995(平成7)年11月9日、恵那市議会臨時議会本会議で、笠松競馬場外施設建設推進が、総務委員会の審査結果を無視して、多数の力で強行可決された」と、こういうふうに書いてありますが、紹介議員の方々は皆さんご存じのとおり、それぞれの各委員会は私は議会の下審査をする機関であるというふうに思っております。したがいまして、これを無視したということは、この言葉はどうかと思います。何とか紹介議員の方々はこのあたりを請願者にご指摘をされたかどうか。例えば、これは総務委員会で先般11月に審査をされましたが、これは総務委員は8人、したがって7人が委員で、3対4ということで審査されました。これをもって本会議で3対4の反対の方をとらずに賛成の方をとったということでございます。何もこれは無視をしたという言葉は適当ではないと私は思いますが、そのあたりはいかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(伊藤善朗君) 10番・光岡勝美君。 ○10番(光岡勝美君) 本会議に付託されて、本会議が一定の方向を論議して審査して出すわけです。そして、恵那市の市議会の歴史をずっと見ましても、委員会で可決をされた、採択をされたと。これは本会議でも同じようにずっと採択をされております。恵那市議会始まって以来、この審査の期間というものに制限をつけ、そして、その審査結果をひっくり返したということの意味が、これは無視をしたと、こういう表現になっております。これは私は適当な表現であろうかと、こんなふうに思っております。 ○議長(伊藤善朗君) 16番・藤原昭五君。 ○16番(藤原昭五君) しかし、議会始まって以来ということでなしに、たしか62年にこれが委員会で決定されたのを本会議でひっくり返ったということもあります。始まって以来ではないと私は思います。 ○議長(伊藤善朗君) 10番・光岡勝美君。 ○10番(光岡勝美君) 確かにそういうことはありましたけれども、性格が違います。性格からいって、私は説明をしておるわけで、2万以上というような署名で、本当にこれは大勢の恵那市始まって以来の人数である。このことからいっても本当に慎重に全面的に審査をすると、こういう内容であろうと思うわけです。それに期限をつけ、そして委員会で出した結論をひっくり返す、これが恵那市始まって以来の暴挙であり、議会の民主的なルールを無視した、こういう表現になるのは当然ではないか、こういうふうに考えるわけであります。 ○議長(伊藤善朗君) 22番・林  脩君。 ○22番(林 脩君) 大体議長はよく見とって、だれが早く発言を求めておるかということを見て、余り順序を間違えんようにやってほしい。  まず第1に、この請願者、恵那峡地域の笠松競馬場外施設建設についての住民投票に関する条例制定を求める請願、これは憲法95条、国会法67条、地方自治法の特別法として261条に基づいて請願を出されたわけでございますが、この請願団体として場外馬券売り場阻止・恵那峡の真の活性化を考える恵那市民連絡会会長松岡嘉子としてあります。これは、大体、会といった場合には外何名と書かれるのが通例でございます。したがって、これは松岡さん個人かと思いしや、9日にこの請願が議長は受理し、29日に千何名という署名を提出されております。しかし、この扱い方というものは、はたして請願書と同時に署名をして、以下これだけの人が出すというならいいけれども、20日過ぎた後に何し、またさらに、現在もとっておられると。  これは依存ございませんが、そこで、紹介議員に蠇蠇だれでもよろしいですが蠇蠇お尋ね申しますが、この松岡嘉子さんの率いる市民連絡会というのは会員はどれほどいらっしゃるかということをまず第1点としてお伺いいたします。  それから、請願文の中の第3項に「恵那峡観光協会のみで、恵那峡自治会は会うことを断られました」とありますが、聞くところによりますと、平成7年2月の総務委員会のそれぞれの皆様方の委員の要望によってこれをただされたときに、話を聞きますと、また後ほど確実な返答は当時の総務委員長土屋さんの方からしていただけると思いますが、こういうことは言っておられなかったということを聞いております。この辺について確かめておきますし、もう一つ、3項の文章の中に「昨年、総務委員会が、各種の団体の意見を聴取されました。しかし、積極的賛成は、恵那峡観光協会のみで、恵那峡自治会は会うことを断られました。関係ないから意見は言えないというところもありましたが、消極的賛成は僅かでした」と書いてありますが、これはどういうことですか。消極的賛成はわずかでした、この意味についてもお伺いいたします。  以上でございます。 ○議長(伊藤善朗君) 9番・渡辺鈴政君。 ○9番(渡辺鈴政君) 私一人だけではありませんので、漏れたところはほかの委員に言っていただきます。  この会でありますが、松岡嘉子さん一人では当然ございません。1,000人委員会というのを目指してみえまして、正確な数はわかりませんが、会員は500名を超えておると思います。その中で代表者あたりが論議をされております。  それから、恵那峡の自治会の部分ですが、先ほどから文章表現あたりでかなりなっておりますが、その辺のことでお聞きでありますので、私の部分でお答えいたします。会うことを断られた。私自身が、昨年までのこのときの総務委員でございました。表現上ではどうか知りませんが、確かに当時の恵那峡自治会の代表者の方はこう申されたはずです。この問題が出たときの自治会と自治会の構成メンバーがかわっておる、役員もかわっておるということで、会ってまでも答えられないということでありましたということで、表現が正しければ断られたわけです。  それから、消極的賛成は、私から言わせていただければ、この会の方たちも積極的に自治会にも入っていかれましたし、その中から聞き出されたことだと思います。当時のことだと思います。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。15番・藤 公雄君。 ○15番(藤 公雄君) 私は、紹介議員の山内議員、そして渡辺議員、安藤洋子議員に、この住民投票の基本的なスタンスをお伺いするわけでございますが、11月16日、日本共産党恵那市委員会の発行されています「明るい恵那」がございます。その中で、「民意を反映せぬ議会決定は無効」と。「そして、住民投票で民意を問え」という請願を提出されておりますが、その請願にサインをされておるわけでございますが、この議会決定は無効ということにつきまして、ご三方の考え方をお聞きしたいと思います。 ○議長(伊藤善朗君) 9番・渡辺鈴政君。 ○9番(渡辺鈴政君) 私からは、住民投票の基本的スタンスと申されました、このことについて私の考えを申し上げます。  先ほどから、質問の最後の部分あたりはちょっと私答える立場にはありませんし、その部分については削除させていただきます。  私は、この間、この請願が出てくるまでに至った経過について私なりの考えを申し上げます。ここまでに至ったということであります。昨年6月の新聞紙上でこの問題が(「そんなことは聞いておりません。無効かどうかだけで結構です。こうした内容について無効かどうかというふうに書いてありますが、そのことについてどう思うかだけで結構です」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 渡辺議員、続けてください。 ○9番(渡辺鈴政君) その問題を答えるまでに発言させていただきますので、お願いいたします。  ここに出てきた経過があるわけでありまして、先ほどの問題でありますが、ここの議会の場においても大変な驚きがあったことは既にご存じでございましょう。この問題を議会で決議されても、なお住民投票してまでも出てくるという経過を申し上げます。  おわかりでしょうが、一つは、あの歴史ある雄大な自然が織りなす源、奇岩、また、山紫水明のあの恵那峡は市民一様の自慢であったはずであります。そんなときに、当地に、先ほど申し上げましたように急遽出てまいりました。さらにお聞きしてまいりますと、その1年数カ月前に地元関係者にはお話があった。愛する余り、そこにあった、そういう問題でしょうか。それが今日の市民を二分するような賛否両論の動きがあったはずであります。したがって、私どもにとっては十分な審査もなくて決まった、そういう認識であります。まして、請願者の願意はなおかつ市民の民意を問えということで請願が出たはずであります。ですから住民投票の基本的スタンスというのはそういうことだと考えております。 ○議長(伊藤善朗君) 8番・山内 隆君。 ○8番(山内 隆君) 藤議員にお答えいたします。  「明るい恵那」の新聞については、私は関与いたしておりませんので、お答えはできませんけれども、広く市民の声を聞くということで、公聴会等が開かれまして、その中で場外施設建設に対しては不備あるいは問題点が鋭く突かれまして、極めて的確な建設反対意見が数多く述べられたにもかかわらず、これらの意見が全く反映されないままに強引な議事運営で建設の推進が可決されたということは、これはやはり市民の信頼を裏切る行為じゃないかと、このような観点で私は請願に紹介議員として署名したわけでございます。 ○議長(伊藤善朗君) 安藤洋子君。 ○1番(安藤洋子君) まず、「明るい恵那」の件ですけれども、この件は私は存じませんので、このことは藤議員にも申し上げたと思いますが、私、議員個人といたしましては有効だということを思います。ただ、市民感情を考えましたときには1万3千近い市民の反対の意見があるにもかかわらず、一度も賛否を問う形でなくてやられたということでは、私は住民感情としては無効だということに理解はできます。  それから、住民投票についてですけれども、これは何度も申し上げておりますけれども、自然公園という性格上でありますし、それにもやはり子供さんの問題だとか、家庭崩壊だとか、様々な不安を市民の方は持っていらっしゃって、本当に生活に密着した問題だということを思うんです。先ほど光岡議員もおっしゃっていましたけれども、こういった身近な問題、大切な問題に対しては直接民主主義で住民投票で問うというのが私は当然なことだと思って紹介議員になりました。(「議員は横暴だぞ。きちっと答弁しろ」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 傍聴の方にお伝えしますが、議事進行に関するような発言は一切なさらないように。出ていってもらうことになりますので、どうか静かに願います。  18番・水野善文君。 ○18番(水野善文君) 先ほどから「明るい恵那」というのが話題になっておりまして、私もその関係者として藤議員の質問に対するお答えをしていきたいと思います。  あの見出しについては、請願を市民連絡会の方が出された経過を見て、無効であるという思いで出されたことを表題にしております。したがいまして、日本共産党恵那市委員会がそういう見解を持っておる。必ずしもイコールの関係ではないということをまず前提にご理解願いたいと思います。  それから、民意を反映しない議会の決定は無効だと。民意を反映したかどうかというところがポイントになるわけであります。それにつきましては、先ほどから紹介議員の方からも言われておりますように、当該案件に対する、場外馬券売り場が恵那峡に来てもらっては困るという意思を表明されて署名された方が市民の中でも有権者の過半数に近い方が短期間の間に署名を寄せられたと、そういう点から見て民意を議会が、22名の議会決定という事実はありましたけれども、そうした民意について反映された決定ではない、こういう思いで住民投票条例を制定してほしい、こういうことを見出しにしたわけであります。何ら矛盾はないというふうに思います。 ○議長(伊藤善朗君) ほかに。13番・土屋藤夫君。 ○13番(土屋藤夫君) 先ほど、22番議員の方から指摘がありました部分ですが、それに対して渡辺議員がお答えになりましたけれども、私は、平成7年2月28日の総務委員会で、私の聞き取り調査結果報告の中で、地元自治会へは環境、教育問題について考えを聞いたところ、平成5年度の役員が決められたことで知らないと。個人的には賛成であるが、自治会員の圧力もあり、私は話はできないと自治会長に言われてきましたので、平成7年以降にしていただきたいと、そういうふうに報告してあります。会うことを断られたというのは、ちょっとこの部分に対しての記載が間違っているのではないかと思います。私は、事実、自治会長に会ってきての報告をしておりますので、その点、紹介議員の方にお聞きしますけれども、このように私は自治会長に会ってきて話をして報告してありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤善朗君) 紹介議員の中でどなたか、この文章の表現について会うことを断られたということじゃなかったという、ただいま13番議員の発言ですが。9番・渡辺鈴政君。 ○9番(渡辺鈴政君) 紹介議員の中では私だけが多分当時の総務委員会所属だったと思いますので、お答えいたします。  あのときは、それぞれ私どもがみずから各団体に出向いて、あるいは現地を視察してきたつもりでございます。そういうことの直接……、委員長さん、当時はご苦労さまでした。確かに個人的にはこの前段階で会われたこと、あるいは電話なんかもされた部分もあったわけですが、私ども全体と、あるいは班を分けましたので、その班と会ったことではない、そういうことであります。 ○議長(伊藤善朗君) 18番・水野善文君。 ○18番(水野善文君) どうも請願文の表現の問題で議論がされておるようで、中身の問題が進んでおらんような印象を受けますので、中身にかかわってお尋ねしたいと思います。  まず、総務委員会で請願を審査している中で、平成7年、ことしの8月21日に行われた総務委員会の席上において、助役の方は、「今後、第3回の懇談会を予定しており、その中で意見を聞いていくし、前回の委員会でもあった組合から来ていただき説明を求めていきたいと考えておる」、こういう答弁が行われておりますし、それに先立って6月14日、これは市長の方から「競馬組合に対して正確な情報を多角的に提供してほしいと強く申し上げております。その上で市民の皆さんが判断していただくというわけであります」と答弁をされております。  それから、賛否を問う請願が議決された11月9日の総務委員会の審査結果報告に対して、その1ページで「競馬組合に対し正確な情報を多角的に提供してほしいと求め、市民に判断していただきたい」との答弁があった。こういうふうないきさつがあります。事実、市長ないし助役からこういう答弁がされておるわけで、かつての総務委員会でも論議があったわけですけれども、3回行われた市内団体長との懇談会というのは正確な情報を伝える場であったと、こういうことであります。議論の場ではない、意見を聞く場ではない、こういう説明も懇談会の中で行われております。  そういう中でも意見を言われた方もあるようですけれども、積極的に賛成して進めるという意見はなかったというふうに私は聞いておりますけれども、問題は広く市民の判断をどこで問うのかと。11月の臨時議会以降、早速12月議会、県の競馬組合の議会では土地買収をはじめ、建物設計の委託費を予算化しておるわけで、これから執行ということになろうかと思いますけれども、いつの段階で市民の判断を、示しただけで、まだ聞いていないわけですから、そういうことを求める請願として私は理解するわけで、市長が総務委員会で答弁をされた、市民の判断を、確かに重点は恵那峡自治会ないし恵那峡観光協会という全く周辺に置くというスタンスは変わっておらんと思いますけれども、少なくとも市長が責任ある答弁として市民の判断を広く得ていくということを言っておられる以上、そういうものをどういう形で進めていかれるのか、これは市長の方から考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(伊藤善朗君) ただいま、恵那峡地域の笠松競馬場外施設建設についての住民投票に関する条例制定を求める請願についての願意について今は審査しておりますので、それから余りわき道へそれないような形で審査を進めたいと思います。  暫時休憩いたします。               午前11時52分 休憩           ―――――――――――――――――――               午後 1時08分 再開 ○議長(伊藤善朗君) 休憩前に引き続いて会議を再開いたします。  午前中に18番水野善文議員より質問がありましたが、今まで紹介議員に対する質疑をしてきた中で、執行部に対する答弁を聞きたいということがありましたので、改めてその内容について簡単に質問をいただきたいと思います。18番・水野善文君。 ○18番(水野善文君) 質問が2回というのも初めてですが、議事録の扱いは問題ないでしょうか。  総務委員会で賛否両請願を審査していた際に、6月14日の市長発言ないしは同じく助役の発言がありました。そこの中で、総務委員会にも報告のありました3回にわたって行われた市内各団体長との懇談会、これはあくまでも懇談会で、その長の意見を聞くというために設けられたものではなくて、その内容は正確な情報を知っていただくという意味で県競馬組合の考え方について伺ったと、こういう説明がありました。そうする中で、質疑の中で市長は、地元恵那峡観光協会あるいは恵那峡自治会の意向に力点を置きながらも、市民の皆さんの中にはいろいろな心配がある、そういうものについても市民に広く正確な情報を伝えて判断していただくと、こういうふうに言われております。助役も同様のことを言われておるわけですけれども、そうした判断がなされないまま、判断を聞く機会がとられないまま、県競馬組合は予算をつけて、今後、協定書あるいは現地との土地の買収とか、建物設計等に着手していくということが新聞等でも報道されております。したがって、そうなってからでは市民の判断というのは伺う機会がなくなるんじゃないかということで、実は臨時議会の際にも急施を要する案件ということで、私どもも議員提案の形での動議を出したわけですけれども、それも議会の全体の意思で否決されたわけです。  しかし、市民の判断を広く問うていくということが3回の懇談会だけですべての市民の皆さんが納得をしたという現状にはないわけでありますので、どういうふうに今後行政みずからが住民投票条例をつくって、それで真を問うのか、あるいは来年の市長選においてこの問題を争点にしながら市民の判断を問うのか、そういった考え方の条例をつくってほしいという請願でありますので、判断材料として市長の見解を問うということでお尋ねいたしました。 ○議長(伊藤善朗君) 答弁を求めます。市長・森川正昭君。 ○市長(森川正昭君) 議長からの特別のご指示でございますので、紹介議員に対する質疑の段階ですが、お答え申し上げます。
     振り返りますと、この競馬施設の問題は一昨年の5月あるいは6月ごろ、県競馬組合から現地恵那峡地区に市を介して問い合わせがありまして、やはり物事は地元の受け入れがいいのかどうかという皆さんのご意向をお聞きするのが一番先決だと。すべて物事を進める場合には私はそのように思っております。  以後、恵那峡自治会、恵那峡観光協会で先進地の視察等々、大変熱心に検討されました結果、昨年の4月、受け入れの方向で進めてほしいという要望をいただきました。これは前恵那峡観光協会長の登山陽之助さんの名義で恵那峡自治会の役員の方も名を連ねておられたわけでございますが、したがって、それを受けて、それではひとつ広く市民のご理解も深めながら前向きに検討していきましょうということになった次第でございます。  そして、本日審議されております請願者の松岡さんの団体からいち早く公開質問状という形で反対の意向表明を主にいたしまして質問が出されてまいったわけであります。公開質問状でありますから、当然これは大勢の方々にお知らせになると私どもはそういう前提で正確にお答えしたつもりであります。以来、私が3回、教育委員会教育長はまた答えておりますけれども、一度もご意見を聞いていないということは私は少しどうかなと思います。少なくとも文書でやりとりをしておるわけですから、これほど正確なものはないわけでありまして、反対活動を進めておられる方々の意見は私は十分聞いておると、このように思っております。  ただし、その場合にお話のありました公開討論会に出席して大いに議論しようではないかと、こういうお求めでございますけれども、これはやはり私の考えるところはこのような問題というのは100%で割り切れる問題ではない、かように思います。人間社会、いろいろな出来事がありますけれども、物によっては100%主義というのは危険であります。当然、善悪といったような問題になれば、善悪の中間もあるはずであります。いわゆる必要悪という考え方であります。その辺のところがなかなかご理解が難しいということもございまして、そのような公開討論会ではなくて、公開質問状に正確にお答えする、こういう姿勢をとってまいったわけであります。  他方、恵那峡地区以外の市民の方々への理解を深めるという手段といたしましては、昨年2月からでありますが、懇談会を開催いたしまして、逐次懇談会の構成員も拡大しながら、市あるいは岐阜県競馬組合から責任者を招き、施設構想について、あるいはまた運営上の諸問題について説明を主に申し上げたわけであります。これは説明だけではないか、意見を聞く場ではないと。なるほど私は座長を務めましたから、反対・賛成の討論をしていただく場ではありませんと。ただ、よく聞いていただきまして、そして判断の資料にしていただければと、こういうことで懇談会を各界の代表の方々に集まっていただきまして申し上げております。当然、質問もございます。したがいまして、その質疑応答を通じてその方がどのような考えでおられるかということは私なりに推察ができます。改めて、あなたは賛成でございますか、反対でございますかと聞かなくても、その出席者の競馬組合なり、私どもに対する質疑応答の過程を通じて、どういうお考えを持っておられるかということは大変僣越ながら、私なりに判断できると思っております。そういうことを繰り返しながら、かつまた、私はいろいろな会合に出まして、若い方、高齢者の方々、あるいはまた求めに応じて自治会の会合にも出たことがございます。そういう過去1年間いろいろな会合で耳をすませて、実は皆様方のご意見をつかんでまいったつもりでございます。そういうことを申し上げておきたいと思います。  なお、今後の問題は、さらに懇談会を開催しながら、懸念されておられます青少年問題でありますとか、あるいは議会で再三私が述べてきております、仮に反対の方々のご心配になるような事態が生じた場合の施設の中止、または閉鎖についてのしっかりした約定、これも織り込む方向でただいま県競馬組合と詰めております。さらには、それを監視するための委員会組織もつくって、しっかりと管理していく体制をつくっていきたい、こういう方針のもとに、現在、恵那峡自治会、恵那峡観光協会等々とこれから細部の詰めに入り、それをまた市民一般の皆さんに懇談会、場合によればPR紙を使いましてお知らせをしていくと、こういう努力をしてご理解を深めてまいりたいと、かように思っております。  なお、県競馬組合が必要予算を計上したことにつきましてご指摘もございました。水野議員からは、20日に一般質問でそのあたりを詳しくお尋ねになるということでございますから、余りここで詳しくお答えいたしますと20日には申し上げることがなくなりますので、要点だけ申し上げておきますけれども、やはり11月9日の恵那市議会の、議会制民主主義でございますから、いろいろご意見はありますが、多数のご判断で、先ほど触れましたような懸念事項については十分な意見を私も聞いております。それを持ちながらも、競馬施設設置については推進の方向で意思決定をされたということは、市の方向は一つ出たわけでございます。私は、前から地元恵那峡の意向を最大限尊重していきますということを終始申し上げておりますけれども、その両者の方向で、県競馬組合はまずは用地の測量調査、そしてまた施設建設に当たっての基本設計、造成計画あるいは排水施設のいろいろ懸念もございました。植生調査もございます。そういう予算を計上したわけでございまして、これからそのような手続を進めながら、さらに市民のご理解を深めながら施設建設に向けて努力していくと、こういう姿勢でありますので、私から申し上げておきたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。22番・林  脩君。 ○22番(林 脩君) 今、紹介議員に対する質問をしておるわけでございますが、紹介議員1人に対して1人当て質問を許すという発言でございましたが、先ほどは、4人の方にだれという指名もせずに1人の人に答弁をいただいたわけでございますが、これから私が質問することと、また、なお先ほど18番議員が請願の内容についての質問であって本論ではないということを言われましたが、私は、請願というものは請願の趣旨、それに基づいて紹介議員は紹介する、これに賛同する議員が紹介議員になるわけでございます。したがって、請願の趣旨というものが大きな意義を持つものでございまして、それに対して、その請願の内容がはたしてこれが正しいものであるか、これがだれもかもが認めるものであるかということが大きな論点になるわけでございます。したがって、私は、そのことを質問するのは当然のことであって、これ以外のことはまたほかの場で決める問題であります。まず、請願というものは、その趣旨に基づいて、それをどうであるかと。その趣旨を読んでみるといろいろな問題がございます。それで、先ほど質問させていただいたわけでございますが、なおここでつけ加えて、先ほど、紹介議員4人の中でそれぞれの答弁をいただいておりますが、特に安藤議員ははっきりした歯切れのいい答弁でございました、内容はともかくとして。きょうは、どうも傍聴者の中にご婦人が多いようでございますが、安藤さんに対しての質問をいたしますが、この請願が署名されて出されました1千何百と一般に言われております、私は数を知っておりませんが、1,940、この内容を調べましたところ、請願でございますから、内容に賛同する方は結構でございますが、恵那市外から二十数名の方が請願に署名してみえることが一つ。  なおまた、私は、死んだ人が字を書くということは聞いておりませんが、幽霊、故人が請願書に署名してみえると、こういった署名がはたして通用するのか、しないのか、これは安藤さんにひとつご答弁を賜りたいと思います。 ○議長(伊藤善朗君) 1番・安藤洋子君。 ○1番(安藤洋子君) このことは、私は紹介議員となっておりますのは、今、議論しております部分の紹介議員であります。それで、今言われた署名に関しては、まだ私は現実見せていただいてもおりませんし、ちょっとここでは即答しかねます。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。18番・水野善文君。 ○18番(水野善文君) 議事進行について発言したいと思いますが、ただいま、22番議員の方から質問がありました。それについて議長はほかにありませんかというふうに言われたわけですけれども、幽霊だという話がありますので、具体的に暫時休憩して真相を確かめて議論をするのが筋ではないかというふうに思いますので、休憩を求めます。 ○議長(伊藤善朗君) 暫時休憩します。                午後1時24分 休憩           ―――――――――――――――――――                午後1時30分 再開 ○議長(伊藤善朗君) 休憩前に引き続いて会議を再開いたします。  建設部都市計画担当調整監・熊沢 鐵君から早退の申し出がありましたので、ご報告いたします。22番・林  脩君。 ○22番(林 脩君) ただいま、暫時休憩する前に私が発言したことに対して一遍確かめるといって休憩したわけですから、その結果をひとつ報告していただきたいと思います。 ○議長(伊藤善朗君) お答えします。休憩中に22番議員からの指摘がありましたことについて確認いたしましたが、間違いなかったことを報告します。質疑はほかにありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件に対する討論はありませんか。20番・丸山定男君。              (20番・丸山定男君 登壇) ○20番(丸山定男君) 私は、請第4号・恵那峡地域の笠松競馬場外施設建設についての住民投票に関する条例制定を求める請願について、反対する立場の討論をいたします。  本笠松競馬場外馬券売り場は、昨年5月より反対・賛成の立場で慎重な審議をされ、11月9日、本会議において促進の方向で決着を見たわけでございます。よって、この請願については議会でも十分審議され、私ら議会に対して請願を受けたわけでございますが、そういう報告にかえまして反対する立場でございます。  以上をもちまして終わらせていただきます。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。18番・水野善文君。              (18番・水野善文君 登壇) ○18番(水野善文君) 私は、請第4号について、賛成の立場から討論を行いたいと思います。  請願者におかれましては、この間、この問題が発覚して以降、相当精力的に運動をされ、そうした努力の中で、かつては市内有権者の過半数を超える反対を表明する市民の皆さんの署名があったということと、また、臨時議会以降、この住民投票条例を制定してほしいと、こういう請願に賛意を示す市民の皆さんが、わずか1月足らずという短期間の間に7千人近く集まっているというような現状を見ましても、まだまだこの問題について市民の大方の総意というものが恵那峡でもよいと、こういうふうに立ち至っていないというのが現状であろうというふうに思います。にもかかわらず、この間、地方自治法の解釈をめぐっては賛否両論はありますけれども、期限までつけて議会での結論を早く出させたと。しかも、そのときの賛成議員の意見の中にも様々な懸案事項が残っているけれども、これは協定書で解決をすればいいということで、本来、議会にこうした問題についてかつては総務委員会に審査が付託されて、専門的な調査の結果、好ましくないという結論が出たものを形式的に本会議で諮られ、その結果、賛成多数で今日を迎えておるという状況にあります。  したがいまして、そうした経過を受けて県競馬組合が12月1日の組合議会において予算化をし、その執行が進み、聞くところによりますと、平成9年度ぐらいにはスタートさせていきたい、こういうふうに着々と進んでいる中で、先ほど丸山議員の方からは議会で答えが出ているからということでありますけれども、請願者が求めておられる住民投票条例の制定というのは、賛成の市民の皆さんも、反対の市民の皆さんもひとしくその意思を反映することができる。同時に、市長からも市内各種団体の責任者の懇談会を再び続けていきたいということが言われておりますけれども、やはり今の市民の皆さんの声というのは、直接市民の判断を下す機会を保障してほしいと、こういう声が圧倒的であろうというふうに思います。しかも、地方自治法上でも住民投票制度が住民の自治意識を向上させ、住民の意見を地方公共団体の運営により広く反映させるものであり、住民自治の観点から望ましいと、こういう解釈が出ております。したがいまして、このほかの特別の問題でなじまない住民投票条例というのはあろかと思いますけれども、当恵那峡に場外馬券売り場を設置するか、しないかというのはまさに市民の判断を問うということで、慎重に対応していくにはふさわしい条例になろうかと思いますので、積極的にこの請願については賛成する次第であります。  以上で賛成討論を終わります。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。4番・鈴木喜一郎君。              (4番・鈴木喜一郎君 登壇) ○4番(鈴木喜一郎君) 4番・鈴木でございます。いろいろ先輩各氏のご意見等を承っておりましたが、3点について申し上げます。  請願内容の中に「総務委員会の審査結果を無視して」というような表現、請願文がございましたが、市議会の本会議は各委員会、総務だけじゃないですが、民生、産建がございますが、付すべき案件を本会議から付託するわけでございます。私も新議員でございますので、傍聴の皆様方も見えますし、間違っておったら訂正していただきたいと思っておりますが、付託して、その審査結果を本会議でいただくわけでございますが、これはあくまでも委員会は参考の審議報告をしていただくわけでございまして、決して委員会上位の市議会ではあり得ないというぐあいに私は思っておりますので、そのように地方自治法も言っておりますから、請願案文の表現は余り妥当ではないというぐあいに思っております。  あと2点申し上げます。  次に、先ほどの紹介議員のところで、渡辺議員が、十分な審査が行われていないと。これは事務局の録音テープをおこしてもらえばわかると思いますが、というご発言がありましたけれども、私どもはことしの4月29日から議員資格ができた者が7名おるわけでございますが、渡辺議員は既に何期もやってみえます議員でございまして、私どもがわからないというならば、これは妥当だけれども、経験を重ねてきた議員がわからないという表現は妥当じゃない。  念のために申し上げますが、私、昼休みにちょっと経過等を調べましたところ、傍聴もいらっしゃいますのでよく聞いていただきたいと思いますが、平成6年6月定例市議会において、全員協議会も総務議会も蠇蠇これは総務委員会でしょうが蠇蠇、一般質問も、これがテーマになっております。昨年の6月でございます。次に、昨年の9月26日、質問状が出され、同10月6日に回答、再々質問状提出、同回答、再々々質問提出、同回答、11月5日公開質問状教育長あて、11月17日回答というような経緯がございまして、私ども7人は昨年の9月から11月にかけての経緯がわかりませんでしたので、市長部局から早急に7部つくらせて、この経緯を掌握したわけでございますが……。 ○議長(伊藤善朗君) 鈴木議員、この請願の趣旨について賛成か、反対かの立場でひとつ発言願いたいと思います。 ○4番(鈴木喜一郎君) もうちょっとお時間をいただきたい。そういう経過を踏まえてきておいて、なおかつ十分な審議をまだ経ていないということについて非常に私は不可解に思いましたので、ちょっと時間をいただきました。  申し上げます。この住民投票条例の請願は、民主主義の基本的理念としては理解いたしますが、地方議会と申しますか、地方自治体としては非常に難しい面があると思います。特に既に議決しておる関連請願でありますので、よって恵那クラブはこの住民投票の請願には賛成いたしません。  以上でございます。 ○議長(伊藤善朗君) 恵那クラブでなくて、鈴木議員と判断してもよろしいですね。 ○4番(鈴木喜一郎君) 鈴木と柘植弘成でございます。 ○議長(伊藤善朗君) ほかに。17番・市川美彦君。              (17番・市川美彦君 登壇) ○17番(市川美彦君) 17番の市川美彦であります。この恵那峡地域の笠松競馬場外施設建設についての住民投票に関する請願については、賛成の立場で討論に参加させていただきたいと思います。  特にこのような請願が出てきた経緯が、今日、大変恵那市の中では深刻な状況にあるということをまず申し上げておきたいというふうに思います。とりわけ、今、11月9日の臨時議会において、当市の3万5,600人口を代表する議会が議決したことだからというのが一つのポイントになっております。  しかし、鈴木議員も提起されましたように、昨年の6月の定例議会に初めて新聞報道がされて以降、この問題が改選期をまたがって今日まで種々議論がされてきておるわけでありまして、私どもはこうした中で一部この推進請願に賛成を示されている議員の中からも、県会議員の選挙結果においても既にその判断が求められている、こういうふうにも言及されておりますし、その後、24名の候補者がこの22の議席をめぐって1週間の選挙戦を戦ってきたわけでございますが、その中において、それぞれの候補者が市民の多くの方々に継続中であるこういう恵那市の将来のまちづくりについて、どうあるべきかという事柄について質してその負託を得てきたということは、22名すべてではない。むしろ、そうした問題を避けておみえになった方もお見えになる。  そういう意味からいきまして、本市議会はこの請願の最後にも書いてありますように、すべてを議会に任せたわけではない、こういう市民の見解が今回までの議論経過をたどって、このような請願が出てきたという極めて深刻な状況であるというふうに私は思っております。  そして同時に、行政側がそれぞれ多くの市民の皆さん方には反対運動を積み重ねられた団体には幾多の公開質問状を出されたと言いますが、1回の往復でなし得なかったことはお互いにこれは食い違う見解がそういうことを繰り返してきた。なおかつ、その上においては、その内容が十分理解でき得なかったというところがこうした請願に結びついてきているゆえんであろうというふうに思っております。その情報の正確さにおいても、場外施設はシアター恵那というふうな名前がついておりますけれども、一番かなめでありますこの施設の中身はあくまでも場外馬券を売る施設であります。そして、その説明書の中には場外売り場窓口が何カ所あって、換金施設がどうあってという一番機能を有する部分については何らこの内容には明らかにされていない。  こういうことから見ましても、市民が十分判断できる素材であったかどうか、このことがあります。そうしたことを含めましても私たちは、この内容については、市民一人一人がこの恵那峡というところにこのような施設がはたしていいのか、悪いのか。いいという方も投票ができる、あるいは悪いという方も投票ができる、これこそまさに恵那市の今後のまちづくりのために多くの市民の皆さん方の腹の入った状況づくりの中から三次総の後期基本計画や、あるいは四次総を市民と行政が一体となって進めていく一番大事な時期ではないだろうか、こういうふうに思うわけでございますので、ぜひそういった意味からいきまして議員諸公は正しく判断いただいて、この請第4号についての正しい判断をお願いするということを申し上げて賛成の立場での討論を終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤善朗君) ほかにありませんか。15番・藤 公雄君。              (15番・藤 公雄君 登壇) ○15番(藤 公雄君) 15番・市民クラブの藤 公雄であります。私は、討論に入る前に最近少し変わった記事が出ておりますので、ご披露します。  最近、船舶振興会の新しい会長に就任されました曽野綾子さんが、先般の新聞の中で、皆さん反対される方は場外施設が悪いということでございますので、仮に悪いお金であっても、よいことに使われれば、それはよしという論評をされております。この敬けんなクリスチャンである曽野綾子さんがこういう理論を展開されています。また、私は、世の中で100%主義というのは信じていない。そして、100%主義のあの人はよいとか、この人は悪いとかというような幼い討論はだめだということを申してみえますので、冒頭に披露させていただきます。  それでは、私は、請第4号・恵那峡地域の笠松競馬場外施設建設についての住民投票に関する条例制定を求める請願に反対の立場で討論に参加いたします。  現行地方自治制度は、原則として間接民主主義を採用しており、住民投票は議会あるいは長の責任を回避するものであり、また、少数派の抑圧等の結果を招くおそれがあります。また、住民投票の結果は、議会あるいは長が参考程度にするものと想定され、絶対的なものではありません。今回についていえば、11月9日の臨時議会で既に決着済みであり、また、先ほど述べられましたように、本年3月に行われました県議会議員の選挙においても明白であり、この選挙は今回の請願の趣旨であります住民投票条例制定に匹敵するものであります。  今回の住民投票制定は、11月9日の議会決定に対して議会に対して不信任を表明されるものであります。本筋は議会に対して解散請求を求めるべきであり、本件に対しての住民投票は筋違いであろうと考えられます。  また、請願提出者の恵那市民連絡会の皆さんが、11月14日に農水省に施設設置反対の陳情に行かれた折の新聞報道を見ますと、来年6月の市長選に場外施設に反対を争点として建設反対者から候補者を擁立すると表明されています。であるならば、間近にあります市長選でその真を問うべきで、今、住民投票条例の制定を求めるべきは甚だナンセンスであると考えております。  住民に大変、私にとっては迷惑でありますが、住民投票でなく、本筋である市民をリードしていただくことをつけ加えて私の反対討論といたします。 ○議長(伊藤善朗君) 討論を終結いたします。  ただいまから起立により採決を行います。  請第4号・恵那峡地域の笠松競馬場外施設建設についての住民投票に関する条例制定を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (起立少数) ○議長(伊藤善朗君) 起立少数であります。よって、本件は不採択と決しました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(伊藤善朗君) ここでお諮りいたします。議事の都合により12月15日から12月18日までの4日間は休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤善朗君) 異議なしと認めます。よって、12月15日から12月18日までの4日間は休会とすることに決しました。  本日はこれにて散会いたします。                午後1時53分 散会 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――          地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                  恵那市議会                  議     長      伊 藤 善 朗                  署 名 議 員  2番  荻 野 惠 三                  署 名 議 員 15番  藤   公 雄...